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佐賀市久保田町K様邸でトイレのタンク内異音のご依頼です

一般家庭の木造住宅の1階に設置された使用年数約20年の洋式トイレ水漏れ修理の件をご紹介します。故障内容として、トイレを使っていない時でも便器の内側から水が漏れたり、時々、タンクの中からチョロチョロと音がすることが有るので修理をお願いしたいとの事でした。酷く水漏れを起こしているわけではありませんので緊急性は無いとの事で、お客様指定の日曜日の午前中に修理にお伺いすることになりました。修理にお伺いし、早速点検を行いました。先ずは現状確認の為に便座の蓋を開け、便器の内側を照明で照らしながら目視します。懐中電灯を用いる理由は、少量の水漏れでは気付きにくい時でも光を当てる事により水が光に反射して水漏れを発見しやすい為です。今回は便器の内側3面より水が漏れていましたので直ぐに確認する事ができました。この時点の故障の可能性として、排水弁に付いているフロートバルブが劣化してタンク内の水を止め切らなくなって少しずつ便器の内側に漏れ出してしまっているか、ボールタップと呼ばれる給水の弁(ボールの上下作動でパッキンが開閉して給水する)が劣化して水が出っ放しとなり排水弁のオーバーフロー管に流れ出した水が便器の内側に出てきてしまっているかの可能性です。アングル止水栓にてトイレの止水を行いタンクの蓋を取りタンク内部を点検しました。すると、タンク内の水位は高くありませんでした。ボールタップの劣化により水漏れを起こしているのではありませんでした。次に排水弁のフロートを手で触ってみます。黒いフロートのゴムが劣化して手がまっ黒になってしまいました。もう一度便器内を懐中電灯で照らして水漏れを確認します。やはり3点から水が漏れてきている事が確認できました。10~15年経つと大体故障します、今回の水漏れの原因はフロートバルブの劣化によりタンク内の水が止め切れなくなり便器の内側に漏れ出してきたという事です。又、時々タンク内からシュウシュウ、チョロチョロと音がする原因ですが、フロートバルブの劣化によりタンク内の水が抜け、タンク内の水位が下がる事によりボールタップがタンク内に給水をはじめる事によりタンク内から異音がするという仕組みでした。お客様に水漏れの原因と劣化部品を説明し、ボールタップも一度も交換したことが無いとの事でしたので今後の事も考えて一緒に交換した方が良いと提案させて頂き、今回はフロートバルブとボールタップの交換を行い修理を終了しました。トイレ内の部品ですが、通常は10年も使用すれば経年劣化を起こし壊れます。使用状況によっても変わって来るとは思いますが、飲食店など使用頻度が高い場合は10年持たずに部品が消耗して壊れてしまうケースが多いです。トイレタンクの心臓部は排水弁とボールタップですので、どちらかが寿命を迎え水漏れを起こしてしまった際は、両方セットで交換することをお勧めします。片方が壊れてしまったならもう片方も近い将来に壊れてしまう可能性が高いです。あと節水タイプの便器に交換することもおすすめします、4年で交換費用の元が取れます、水道代が必ず安くなりますのでね。

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