一般在来工法の戸建住宅の台所で起きた蛇口の水漏れポタポタトラブルについて、壁だし蛇口の本体交換作業の事例をご紹介します。お客様から、蛇口水漏れポタポタ修理の見積りを頂きました。お客様宅にお伺いして詳しく状況を見させて頂きました。水漏れしたままだましだまし数か月程様子を見られているとの事でしたが、ポタポタ垂れる音が気になって寝不足気味だというお話でした。壁に付くタイプの混合水栓で、水漏れしている箇所は2箇所ありました。吐水パイプの根元部分からの水漏れと、操作レバーの内部からの水漏れでした。築20年で建った時から使用している蛇口とのことでしたが、とても綺麗に使用されていて古さを感じない蛇口でした。吐水パイプ部分の部品と、レバー内部の部品と、2箇所部品交換する必要があり、メーカーに問い合わせをすれば修理部品の型番がわかるため、取り寄せることも可能だと思われました。また、既に20年ご使用の蛇口に手をかけながらこの先もずっと修理を重ねていくのはお客様にとってあまりメリットがありませんので、ご説明させて頂きました。蛇口の製造が終了し廃番になった後も、メーカーさんが修理部品を供給し続けてくれる限りは修理することは可能です。しかし、ご自分で部品を購入して自ら交換するならば費用はあまりかかりませんが、この先この蛇口を修理する度に業者に依頼していくとなると、2~3箇所目の修理時には、本体交換修理よりも部品交換修理の方が累計の費用が大きくなってしまいます。部品代の他に業者に依頼する作業代がどうしても発生してしまうためです。また、使用年数が経過するにつれて、色々な部位の不具合の発生率も高くなり、ちょっとした水漏れで済む場合もあれば、勢いよく噴き出して止められない場合や、水やお湯が全く使用できなくなる場合も起こるかも知れません。そういったトラブルに遭ってしまう可能性やその時不便な思いをしてしまう可能性をどう考えるか、このあたりの価値観はお客様によって様々ですので、こちらが一方的に押し付けることはしません、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解して頂いて、検討して頂いています。現在水漏れを起こしている原因となる部品を交換する修理と、新しい蛇口への本体交換修理と、両方のお見積りをお渡しし、この先どのようにご使用されたいかご検討して頂きました。後日、お返事を頂きまして、「ずいぶん長く使用した蛇口なので、この先の不具合の事も考えて、新しい蛇口に交換したい」とご希望でした。吐水パイプは既設の物と同じ長さがいいというお話でしたので、車両備蓄在庫にありましたので、交換させていただきました。
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